「集合意識」から「情動の社会学」へ
―デュルケーム社会学の現代的展開―

De ‘consciences collectives’ à ‘sociologie d’émotion’
-Développement acutuel de la sociologie durkheimienne-
科研費 基盤研究B(22H00904)2022年度~2025年度

デュルケーム研究会

デュルケーム/デュルケーム学派研究会

デュルケーム/デュルケーム学派研究会とは、本科研研究の基盤となる研究会です。

デュルケーム/デュルケーム学派研究会の趣旨

 世紀転換期のグローバルなレベルにおける社会的、文化的な変化の中にあって、最近、国際的にも国内的にも、デュルケームやデュルケーム学派の業績の再評価の気運が高まってきています。日本においても、若い世代を中心としてデュルケーム/デュルケーム学派に関心を抱く研究者が増えつつあります。
 このような状況を考慮に入れつつ、前世紀転換期の古典であるデュルケーム社会学、および、その発展型としてのデュルケーム学派について調査・研究することによって、現世紀転換期の社会・文化・人間の構造や動態を分析・説明・解釈するための基礎的・原理的なパースペクティヴを明らかにします。このために相互啓発的な研究会を定期的に開催しています。(2000年9月)

研究成果(出版物)

『デュルケームの論点』学文社

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ニュースレター

この研究会が作成・公開してきたニュースレターは、貴重な研究蓄積です。同研究会の許可を得て以下に掲げます。

(2016年~は下記の科研研究のニュースレターに合流して発刊)

開催された研究例会や国際シンポジウム

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「社会学のディシプリン再生とデュルケーム」

「社会学のディシプリン再生とデュルケーム」とは、デュルケーム/デュルケーム学派研究会を基盤とした科研費研究(2015~18年度「社会学のディシプリン再生はいかにして可能か——デュルケーム社会学を事例として」基盤研究(B)15H03409、研究代表者:中島道男)の略称です。今回の科研の原点でもあり、そのテーマと目的は下記でした(同科研ウェブサイトより了承を得て転載)。ウェブサイトはこちら

テーマと目的

 現代の社会学はディシプリンの固有性が揺らぎ、発信力や教育力の低下、学徒減少などの危機に直面している。この危機に根本から取り組むには、社会学のディシプリンがどのように構築されてきたかを解明する「自己反省の社会学」の営みをさらに深化させる必要がある。
 このため、本研究は、ディシプリンの確立を成し遂げたデュルケーム社会学を事例として取りあげ、①多種多様な“sociologie”論から制度的な「社会学」が成立した過程、②学説の批判・再解釈を通じたディシプリン変容の過程を解明し、③国際比較調査によって、各国の学説受容における社会・文化的条件との関係とアメリカ社会学の影響を明らかにする。また、④我が国における社会学教育(学説・理論教育)を調査し、新たな教育法と教材のモデルを開発・提示することによって、ディシプリンの再生に実践的に取り組む。

研究成果(最終報告書)

※書誌(下記諸論文すべてに共通):『デュルケム社会学の成立と受容:ディシプリンとしての社会学を考えるために』 平成27年度~平成30年度科学研究費補助金基盤研究(B) 「社会学のディシプリン再生はいかにして可能か:デュルケーム社会学を事例として」 課題番号 15H03409 成果報告書

※リポジトリサイト→デュルケム社会学の成立と受容:ディシプリンとしての社会学を考えるために

「社会学のディシプリン再生とデュルケーム」ニュースレター

アーカイブしておくべき研究蓄積として、研究代表者の許可を得てリンク掲載。

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リンク集

デュルケーム関係や社会学全般

感情・情動論関係

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