「集合意識」から「情動の社会学」へ
―デュルケーム社会学の現代的展開―

De ‘consciences collectives’ à ‘sociologie d’émotion’
-Développement acutuel de la sociologie durkheimienne-
科研費 基盤研究B(22H00904)2022年度~2025年度

成果

研究成果:『社会学ジャーナル KAKEN22H00904』(オンライン学術誌)

不定期刊行しその成果発信を行っていきます。下記からお読みください。

研究成果:2022年度

論文

  • 白鳥義彦, 2022,「エミール・ブトミーとシアンス・ポー」『社会学雑誌』39, pp.133-140.
  • 梅村麦生, 2023,「見田宗介(真木悠介)『時間の比較社会学』と死の意味論」『現代社会学理論研究』17, pp.68-80.
  • 山田陽子, 2022a,「資本主義と感情―感情の消費、愛さないこと,『ネガティブな関係性』」『臨床心理学』増刊14号,pp.82-89, 金剛出版.
  • ――――, 2022b,「コロナ・パンデミックと自殺」『学術の動向』9月号, pp.23-29, 日本学術協力財団.
  • ――――, 2023a,「働く人のための健康投資論・序――健康経営・ウェルビーイング」『現代思想』51(2), pp.86-93, 青土社.
  • ――――, 2023b,「『死にたい』と言える社会――自殺のスティグマを超えて」『保健医療社会学論集』33(2), pp.39-48.

MISC

  • 白鳥義彦, 2022a,「【書評】流王貴義著『デュルケムの近代社会構想―有機的連帯から職能団体へ』」『社会学評論』73(1), pp.74-75.
  • ――――, 2022b,「【書評】平田文子著『デュルケーム世俗道徳論の中のユダヤ教―ユダヤの伝統とライシテの狭間で』」『図書新聞』第3550号(2022年7月9日), 5面.
  • ――――, 2022c,「特集紹介 福祉国家・教育・統治――一九世紀フランス社会研究」『社会学雑誌』39, pp.3-5.
  • 梅村麦生, 2022,「【書評】ハルトムート・ローザ著『加速する社会――近代における時間構造の変容』」『週刊読書人』3458(2022年9月30日号), 2面.
  • 山田陽子, 2022,「解説」in E.カバナス & E.イルーズ・高里ひろ訳『ハッピークラシ―:「幸せ」願望に支配される日常』, pp.205-210, みすず書房.
  • 横山寿世理・金瑛・柳田洋夫訳, 2022,「モーリス・アルヴァックス『聖地における福音書の伝説地誌』第9章結論(1)」『聖学院大学論叢』35(1), pp.97-108.

講演・口頭発表等

  • 川本彩花, 2022,「社会・地域と関わる音楽プロジェクトをめぐる研究動向について」, 第26回奈良女子大学社会学研究会での研究報告, 於:奈良女子大学(オンライン開催), 2022.12.3.
  • ――――, 2023,「趣味と階層:文化資本の日本的状況」, 日仏社会学国際シンポジウム『モダニティを問い直す―デュルケーム、ブルデュー、さらにその先へ』口頭報告, 於:日仏会館, 2023.3.10.
  • 白鳥義彦, 2022a, クリストフ・シャルル⽒講演会「1900年のパリ、⾸都のなかの⾸都」通訳 於:早稲田大学, 2022.11.1.
  • ――――, 2022b,「19世紀フランスにおける社会主義と社会学——19世紀のフランス社会と社会学」第95回 日本社会学会大会一般報告 学史・学説(2), 於:追手門学院大学, 2022.11.12.
  • 梅村麦生, 2022,「⾒⽥宗介(真⽊悠介)『時間の⽐較社会学』の問われざる「地」――「時間の社会学」史の観点から」, 日本社会学理論学会大17回大会, 於:名古屋学院大学(オンライン開催), 口頭発表(一般), 2022.9.4.
  • 山田陽子, 2022a,「自殺のスティグマを超えて―新型コロナ禍と社会的連帯」日本保健医療社会学会第48回大会記念シンポジウム『ウィズコロナをどう生きるか―感染症のスティグマを乗り越える』, 於:松山大学, 2022.5.28.
  • ――――, 2022b,「『死にたさ』とともに生きる―コロナ禍の自殺とケア」関西社会学会第73回大会シンポジウム『ケアから社会を構想する―ポストコロナの社会理論』, 於:関西国際大学(オンライン開催), 2022.5.29.
  • ――――, 2023,「『感情資本主義』の社会学史上の意義」, 日仏社会学国際シンポジウム『モダニティを問い直す―デュルケーム、ブルデュー、さらにその先へ』口頭報告, 於:日仏会館, 2023.3.10.

メディア報道

  • 山田陽子, 2022, 測定される「幸福」-価値観組み込む資本主義 ウェルビーイングの推進(シリーズ「無正解の時代」), 共同通信社(各地方紙に配信・掲載), 2022.11.17.
  • Eva Illouz・山田陽子, 対談「『感情資本主義』から読み解く ウェルビーイング経営と未婚化の時代」『Forbes JAPAN』2023年5月号(2023.3.25), pp.100-103.

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研究成果:2023年度

書籍

  • 2023年 白鳥義彦「日本の社会と大学―社会を動かし未来を考える―」神戸大学大学院人文学研究科編『人文学を解き放つ』、神戸大学出版会(発行)、神戸新聞総合出版センター(発売), pp.105-110.

論文

  • 川本彩花, 2023,「趣味・嗜好、文化をめぐる今日的状況――文化的オムニボア研究を手がかりに」『社会学雑誌』40, pp.199-212.
  • 梅村麦生, 2024,「社会学史はいかにして可能か : 今日におけるその可能性と課題」『神戸大学文学部紀要』51, pp.25-56.
  • 山田陽子, 2023,「『死にたさ』とともに生きる」『フォーラム現代社会学』22号, pp.96-109.
  • Yoko YAMADA, 2023, Socia Exclusion and Inclusion of Suicidal Feelings, Osaka Human Sciences, vol.10, 201-218.
  • 横山寿世理, 2024,「集合的記憶の理論社会学──記憶主体論から『時間の空間化』への転回」『聖学院大学総合研究所紀要』70, pp.70-92.

MISC

  • 白鳥義彦, 2023a,「【翻訳】ジルダ・サルモン著『近代人および非近代人における機械的連帯と有機的連帯―ブルデューと進化主義の危機―』」『日仏社会学会年報』第34号, pp.177-202.
  • 白鳥義彦, 2023b,「【翻訳】ジルダ・サルモン著『神話の構造分析の誕生―デュルケーム、グラネ、レヴィ=ストロース―』」『社会学雑誌』第40号, pp.149-171.
  • 白鳥義彦, 2023c,「【翻訳】ジルダ・サルモン著『イギリス植民地帝国における社会科学の誕生』」『社会学雑誌』第40号, pp.172-182.
  • 梅村麦生,「情動の社会学」科研編, 2023,「特集紹介 国際シンポジウム報告:ジルダ・サルモン氏を迎えて」『社会学雑誌』40, pp.145-148.
  • 山田陽子, 2023,「エモディティ・感情商品――愛の消費者的選択」『精神療法』49 (2), pp.235-238, 金剛出版
  • 横山寿世理・金瑛, 2023「〈翻訳〉モーリス・アルヴァックス『聖地における福音書の伝説地誌』第9章 結論(2)」『聖学院大学論叢』36(1), pp.105-122.

講演・口頭発表等

  • 白鳥義彦, 2023,「感情は文化か?」, The Seventh Global Creative Industries Conference, 於:神戸大学, 口頭発表(一般), 2023.11.11.
  • 梅村麦生, 2023a,「『時間の社会学』史・試論」, 日本社会学史学会第62回大会, 於:日本大学文理学部, 口頭発表(一般), 2023.6.24.
  • 梅村麦生, 2023b,「時間=時代の文学としての見田宗介(真木悠介)『時間の比較社会学』」, 日本時間学会第15回大会, 於:山口大学, 口頭発表(一般), 2023.7.1.
  • 梅村麦生, 2023c,「社会学史はいかにして可能か ―今⽇におけるその可能性と課題―」, ⽇本社会学史学会関⻄研究例会2023年度秋, 於:京都大学, 口頭発表(一般), 2023.11.18.
  • 山田陽子, 2023a,「感情社会学の現在」, 阪大社会学研究会 , 於・大阪大学人間科学研究科, 2023.7.15.
  • 山田陽子, 2023b,「趣旨説明と講演者紹介」, エヴァ・イルーズ教授来日連続セミナー 第1回「感情・集合意識・ポピュリズムー現代社会における政治的分断をいかに考えるか」, 於:日仏会館, 2024.3.11.
  • 山田陽子, 2023c,「コメント」, エヴァ・イルーズ教授来日セミナー 第2回「感情・親密性・資本主義-愛の終焉とエモディティ(感情商品)」, 於:大阪大学中之島センター, 2024.3.13.
  • 横山寿世理・牧野修也, 2023,「コロナ禍が地域芸能集団に与えた『時間性』の変容:長野県小海町親沢人形三番叟を事例として」, 第71回関東社会学会大会自由報告, 於:成蹊大学, 口頭発表(一般), 2023.6.3.

メディア報道

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研究成果:2024年度

書籍

  • 山田陽子, 2024,『ポスト・ヒューマン時代の感情資本』 De-Silo LABEL Books.

講演・口頭発表等

  • 山田陽子, 2024a,「 感情資本主義社会を生きる」, 第7回SSI研究者フォーラム「『いきること』をめぐる境界線を考える」 大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI), 2024.9.24.
  • 横山寿世理, 2024,「近代的時間と現在主義に抵抗する記憶:長野県親沢人形三番叟の集合的記憶」, 日仏社会学会2024年度大会シンポジウム「周縁地域から見る記憶のダイナミズム──持続・変容・抵抗」, 於:神戸大学, 2024.10.19.

メディア報道

  • 山田陽子, 2024,「先端研究:働くあなたの『心』は誰のもの? 現代の息苦しさを感情資本主義で解きほぐす」『大阪大学NewsLetter』 No.91, pp.4-5, 大阪大学企画部広報課, 2024.9.27.

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研究成果:2025年度

※準備中

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